家庭用コーヒー焙煎機の排煙機構をつくる【プロトタイプ編】
事の発端は昨年(2021年)の夏。
自宅に珈琲豆焙煎機の導入を思案中。
— marica (@tama_Ud) August 27, 2021
これ、気になっているけど排煙どうするんだろう…。https://t.co/SZrv8Gbe5y
元々コーヒーが好きで、学生時代に半年間休学して中米のグアテマラに行ってコーヒー豆の苗木を育てたり、そのままの勢いでバリスタになったりしていたのですが、コーヒー豆の自家焙煎にはまだちゃんと手を出していませんでした。
まだちゃんと手を出していない、というのも、フライパンによる直火焙煎は1度トライはしたものの、あまりの面倒くささと手首の痛さに萎えてしまいそれ以降コーヒーの生豆を触ることはなかったから、という何とも怠惰な理由があります。(参考までに、使用した T-falのテフロンフライパンの重量は1200g。真夏のキッチンで15分間このフライパンを揺すり続ける地獄を想像していただきたい。)
そんな折に見つけたのが上記の家庭用コーヒー焙煎機。
モーター付きなら手首も痛くならないし、コンロに直接置いて使えるし、値段もそんなに高くないし、とのことで半年悩んだ末に購入しました。
珈琲豆の焙煎機が届いた〜!!!!
— marica (@tama_Ud) February 3, 2022
開封の儀!!!! https://t.co/ap1jXhH0GQ pic.twitter.com/07xTaxWDYm
ステンレスボディがかっこいいですね。
さっそく焙煎してみます。
珈琲豆焙煎機のテストメモ✍
— marica (@tama_Ud) February 3, 2022
ブラジル ナチュラル
生豆100g
焙煎後(フルシティ)81g
ちゃんと均一に焼けてる!
火加減の調整と温度・時間管理だけに集中できるのでこれは良い。 pic.twitter.com/frKPY31uHn
温度のロギングとかも始めちゃったり。
今回からストップウォッチと温度計を動画撮影してデータをとってみてます(あとでこれ見てデータ打ち込む) pic.twitter.com/BdqDBXmjh1
— marica (@tama_Ud) February 23, 2022
これは予想以上に楽しい......!
買ってよかったー!
が、ここで気になることが一つありました。
何となく抽出液が煙臭いような気がするんですよね。(スモーキーとかそういうレベルを超えている)
しかし煙臭い感じ?はあるので、紙製の排煙機を取り付けて様子見する
— marica (@tama_Ud) February 3, 2022
単純に火力が強かっただけかもしれないが…(焦げのある焙煎豆がちらほらある)
この焙煎機は、豆入れ(ホッパー)部と排煙部が共通になっているため、うまく煙を吐けていないのではと推測しました。
A4コピー用紙を丸めてホッパーに突っ込んでみたりしたのですが、味の変化はあまり感じられず、自家焙煎開始1週間ほどでやる気が萎み始めてしまいます。
なんとか煙を吐き出させておいしいコーヒーを焙煎したいので、
ググったところ、どうも煙突効果ってやつがあるらしいと。
煙突効果 - Wikipedia
とりあえず煙突を増設してみます。
焙煎機をアプデした!
— marica (@tama_Ud) March 2, 2022
空き缶工作で煙突・温度計・豆入れ機能を追加 pic.twitter.com/DIsAribug3
家に大量にあった空き缶を切って繋いだだけのまさに突貫工事ですが、コピー用紙煙突よりも勢いよく煙を噴いて、屋外に排煙してくれました!
これが正しい方法なのか全く分かりませんが、効果はありそうですね。
さて、焙煎・抽出して肝心のお味を確認してみます。
.........。
あんまり煙臭さが減っていない......。
試し焼きをしてみたけど
— marica (@tama_Ud) March 2, 2022
・途中で豆が詰まった…
・あんまり煙臭さが減らない(!!)
・継ぎ目から煙が噴き出す
散々でしたが、試作品なので今後もアプデ重ねます、、
缶の継ぎ目から煙が吹き出したり、豆を入れるのが大変になったりと
まだまだプロトタイプですが、試作を重ねていく予定です。
そもそも家庭用の焙煎機だと容量と火力の問題でお店の味に近づけるのは難しいので、ゆるゆる趣味として楽しみたいですね。
・豆の詰まり→ボトルの口の窄まっている部分を切り取る、傾斜をつける
— marica (@tama_Ud) March 2, 2022
・豆がまだ煙臭い→口の窄まっているところを切り取って煙道を広げる
・煙が噴き出す→横着せずにちゃんと継ぎ目を耐熱テープを丁寧に貼って密閉しろ